子猫を飼われる方へ |
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犬と一緒で私たちにとって身近でずっと愛され、育てられて来ました。はるか昔の三千年以上も前のエジプトの壁画に描かれていることからも猫と人の付き合いが長いことを知ることが出来ます。人との付き合いが長い動物ですが、未だに神秘のヴェールに包まれた謎を秘めている部分もあり、多くの人たちを魅了しています。 |
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混合ワクチンについて |
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■混合ワクチンを打つ理由 |
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猫には犬と同様に感染し、発病すると死亡する可能性の高い感染症が存在します。これらのほとんどは、伝染力が強く、くしゃみ・排泄・食器の共有などの日常の生活で感染してしまいます。感染を防ぐためにも混合ワクチンを打ってあげて下さい。 |
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ワクチンの種類と予防できる病気 |
3種混合ワクチン |
4種混合ワクチン |
・猫ウイルス性鼻気管炎
・猫カリシウイルス感染症
・猫汎白血球減少症 |
・猫ウイルス性鼻気管炎
・猫カリシウイルス感染症
・猫汎白血球減少症
・猫白血病ウイルス感染症 |
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■混合ワクチンを打つ時期 |
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最初のワクチンは生後2ヶ月、3ヶ月の2回接種を行います。成猫になってからのワクチン接種は、継続して接種している場合、年に1回の追加接種を行って下さい。成猫になってから初めて接種する場合、初回の接種日と初回より1ヶ月後に2回目の接種を行い、後は年に1回の追加接種を行って下さい。 |
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避妊・去勢について |
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■去勢・避妊のメリット |
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猫にとって避妊・去勢は一生に一度の大事なことなので飼い主の方がじっくり考えてあげて下さい。避妊・避妊のメリットとしては、がんなどの病気を未然に防ぐことができたり、発情期のストレス、ムダなケンカ・マーキングなども少なくすることができる点です。 |
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■当院での避妊・去勢手術 |
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麻酔などの手術のリスクは皆無でありませんが、近年の麻酔技術などの進歩によりとても安全性の高い手術になってきました。去勢、避妊手術に関しましては、電話予約が必要です。 |
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ノミ・ダニについて |
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■駆虫とは |
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近年の獣医学で最も研究が進んだ分野が寄生虫学です。以前は今の様にキレイに舗装された道路などが少なく、砂利や土の部分が多かったり、畑や田んぼが多く、寄生虫の宝庫となっていたこともあり最も研究の進んだ分野となりました。定期駆虫の対象となる「ノミ・マダニ・おなかの虫」などの虫は、それぞれ生態や活動時期が異なります。また、同じ虫でも地域の気候などによって異なって来るので獣医師とも相談のうえ、正確な定期駆虫のスケジュールを立てましょう。寄生虫には、人獣共通感染症もあるので、愛猫、自身のためにも定期的に駆虫を行いましょう。 |
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■駆虫を行うペース |
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寄生に気付かず放っておくとフン便と一緒に出た虫卵によって環境が汚染され、猫が再感染を繰り返してしまう原因になります。その様なことが起こらないためにも、少なくとも年4回の定期的な虫下しの投与を行いましょう。ダニやノミに関しては月に1回行うように心掛けましょう。 |
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白血病について |
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■白血病とは |
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猫で言う白血病とは、「猫白血病ウイルス(FeLV)感染症」のことです。一般に若い猫に発症することが多い病気で、猫が伝染病で死亡する主な原因の一つで、とても恐ろしい伝染病です。 |
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■白血病の治療・予防 |
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現時点では、FeLVの特効薬や完治させる治療法がありません。感染してしまった場合、発症を遅らせるための管理や、症状に応じた治療をして行くことになります。この様な状況を防ぐためにも、予防ワクチンを接種して下さい。 |
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エイズについて |
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■エイズとは |
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猫で言うエイズとは、「猫免疫不全ウイルス(FIV)感染症のことです。一般に外出を多くする雄猫に多く見られる恐ろしい伝染病です。 |
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■エイズの治療・予防 |
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現時点では、FIVの特効薬や完治させる治療法がありません。感染してしまった場合、発症を遅らせるための管理や、症状に応じた治療をして行くことになります。また、FIVを予防するワクチンも日本には現在のところありません。そのため、屋内での飼育をおすすめします。 |
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